自分的スーパーマーケット開店。
目指すは自分が子供のころに行っていた田舎のスーパー。

そこは今のスーパーとは比べ物にならない貧弱な品揃え。
だけど懐かしい。みんなそこで買い物をしてた。
そこしか買い物をするところが無かったという説もあるけれど、少なくともあそこに住んでいた多くの人たちにとってはかけがえのない場所だった。

でも結局時代の流れには抗えず、大型店舗の進出で消えてしまった。

子供の頃だからうろ覚えだけど、その店はとっても狭くて薄暗くて、小汚くって・・・だけど活気が溢れてた。
物だってあんまりなかったけど、それでもあの時の私にとってはあれが全てだったんだ。

そこに買い物にいくといつも楽しかった。
お母さんと一緒に小学校の近くのその店に行く。
大人がすれ違うのが厳しいくらいの狭い通路。
奥に行くと肉屋と魚屋が並んである。
肉屋は一面ショーケース、魚屋は低い台にビニールで編んだざるにのせた魚や貝をたくさん並べている。
地面はコンクリートで魚屋の近くはいつも濡れているんだ。
とっても生臭いニオイがしたけど、それはそれでなんか楽しかった。
買い物に来た、って実感していたのかもしれない。
水槽もあってそこで魚を見るのも楽しみだった。

そこを過ぎると豆腐が入っている箱があるんだ。
縦長い箱で小学生だった私は背伸びして手を突っ込む。
中には氷水が張ってあって、その中にいろんな種類の豆腐が沈んでいた。
丁度この背景のようなパックに入った豆腐だ。
その豆腐を取り出すのはいつも私の仕事。
ピーナッツ豆腐をいつも選んでた。

・・・

そんなわけで(ってどんなわけだよ!?)記念すべき第一回のスーパー商品はお豆腐なのです。
っってなげーな前フリ!!
(スーパーっぽいミニチュア作ってるだけじゃん・・・)
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リーメント製のカゴに入れればもう気分はスーパーでお買い物。



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