懐かしのアイドル  みやげもの

みうらじゅん氏の著書に『いやげもの』という本がある。
「いやげもの」とは、もらっても困るイケてない土産物のこと。その筆頭にこの「ひょうたんくん」が紹介されていた。
正式には「ふくべ細工」と言うらしく、日光の近く宇都宮で売られているらしい。
何が驚いたって、コレ、うちにもあった。
子供の頃からあまえん(縁側)の柱にぶらさがっていて、子供心に変なカオしてるな〜と思いながらも慣れ親しんでいたものだ。
きっとこれを見ている人のなかにも、「ウチにもあった〜〜!!」と絶叫している人がいるにちがいない。

↑居間のハウスに飾ってます。
本を読んで懐かしくなり、ひょうたんを探してみた。
日記にも書いたが、奇跡的に生存していたひょうたんファミリーを寝室に飾った翌日、母に捨てられていた。
むごすぎる・・・。


↑てのひらサイズ。ちなみに私は手は小さい方です。

それにしてもこのひとたち本当にテンション高そうなカオしてるよなぁ。
ロドリゲスとか、ペドロとかいう名前が似合いそう。
本当に「ヤァ!ヤァ!」って叫んでそうです、みうらさん^^
昔は旅行に行くと必ずその土地の民芸品をお土産にしたものだ。
友人や親戚だけでなく、自宅用にも買い求め、実際にそれらを居間や座敷の棚に飾っていた。
子供のころ友達の家に行くと、どこも似たようなお土産もの、木彫りのクマやタヌキの置物などがあった。
今はそういうお土産物を人にあげるという習慣が完全に否定されているのが少し寂しい。

土産物を見るたびに、旅の楽しかった思い出、もしくはおみやげをくれた人のことを思い出す。
そういう意味でもみやげものには価値があるように思う。

おみやげものだけでなく、結婚式の引き出物で鳥の置物だとか時計だとかが贈られることも無くなった。
そういう今はなくなってしまったものをミニチュアにしていきたいと思う。

ちなみにこのひょうたん、「ウルトラミニせんなり」という品種で、親戚に譲ってもらった。
というのはウソで、普通に樹脂粘土で作った。
それにカオを超面相筆で描いて・・・ということにしておきたいんだけど、実際はパソコンで顔を作って印刷して貼っている。
一応ひとりひとり表情が微妙に違っている。
後は穴を開けてひもを入れて(これが本当にめんどくさい)完成。
←関係ないけど、親戚のおじさんが還暦のときに頼まれて絵付けしたもの。そういえばと思ってのせてみた。(字は別の人)
母の実家はひょうたんの産地で、栽培をしていた時もあったので、私にとってひょうたんは馴染みの深いもの。
習ったことは無いが、色々絵付けをしていた。
ひょうたんの品評会みたいなのに行くと、本当にすごい作品がたくさんある。
ひょうたんに穴をたくさん開けてレースのような模様をつけたもの、金銀の幾何学模様のようなものや七福神などの絵付けされたものなど、色々ある。
ひょうたんが棚からブドウのようにたわわに実っている姿はとてもかわいい。
木に生っているときは薄い緑色でみずみずしい。
そういうミニチュアもいいかもしれないな。
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